「タウンモビリティ」とは、タウン=まち、モビリティ=移動性であり、障害を持っても高齢になっても、 誰もが出掛けたいと望む場所に出掛けられる、移動の権利を保障する仕組みです。

 1979 年にイギリスのシ ョッピングセンターで「ショップモビリティ」として、移動に不便を感じている方に車いすや電動スクータ ーの貸し出しを行ったのが始まりです。

 また、日本では商店街や街中の移動も楽しめるように「タウンモビ リティ」という名称で、1999 年に広島で始まったのが最初と言われています。

高知県ではNPO 法人福祉住環境ネットワークこうち  (「タウンモビリティ運営委員会」事務局) 理事長 笹岡和泉さん達で運営されています。この「ふくねこ」はNPO 法人(福)祉住環境(ネ)ットワーク(こ)うちから命名されています!

≪経過≫

2010年<12月>
・高知県・県社協主催の障害者週間の集い「ひとまちふれあいフェスタin高知」にて、

 障害者や高齢者の 方に中心商店街へ出掛けてもらうためのイベントを開催。

2011年<1月>
・久留米市六ツ門商店街を見学 「タウンモビリティ」を実施して10年目(2014年現在)の商店街を見学。

・ひとまちふれあいフェスタ実行 委員に賛同を得て、高知でも「タウンモビリティ」の実現を目指す。
 <9月>

・高知・タウンモビリティ第1弾実施(ラララ音楽祭内)

<12 月>
・タウンモビリティ第2弾実施(ひとまちふれあいフェスタ内)
 2012年<9月>
・タウンモビリティ第3弾実施(ラララ音楽祭内)
<12月>

・タウンモビリティ第4弾実施(ひとまちふれあいフェスタ内)

高知県・高知県社協主催の障害者週間の行事として取り組みは、3年目のこの年で終了。

2013年1月~

・タウンモビリティ継続開催を開始 土佐セレクトショップてんこす前にて、毎月第2土曜日に開催。

 車いす、シルバーカー、ベビーカーの無料貸出し。買物の付き添いボランティア(有料)を実施。
<2月>

・「誰もが出掛けられるまちへ」講演会を開催

  行政、商店街、運営NPOの立場からタウンモビリティの必要性や効果について発信した。

2014年<4月>

・高知市副市長と面談 タウンモビリティ継続のために中心商店街への拠点の設置、運営費の捻出について協力依頼を行った。
・5月現在 (名簿登録者数)スタッフ21名、ボランティア115名(内、学生が8割)、利用者60名。中心商 店街への「タウンモビリティステーション」の常設を目指して活動中!

 

2015 年 4 月末より、高知市・高知県から支援を頂き、高知市中心商店街の空き店舗を活用して「タウン モビリティステーションふくねこ」を開設しました。

 

多くの方にタウンモビリティの取り組みについて知って頂き、そして高知の街を誰もが安心して出 掛けられる、本当の意味での「あったか高知」と言える街にしていくために、ともに考え、ともに力を合わ せていけたらと願っています。